ITパスポート 絶対おさえたい頻出単語10選🎉

ITパスポート 絶対おさえたい頻出単語

はじめに

ITパスポート受験予定の方に、絶対知っておいていただきたい用語10選をまとめました。

受験直前の腕試しや、どんな試験かさらっと知りたい方は目を通してみてください👀

✅まとめ動画は、追って制作予定です

1:CRM

CRM(Customer Relationship Management :顧客関係管理)

CRMとは、顧客満足度と顧客ロイヤルティの向上を通して、売上の拡大収益性の向上を目指すマーケティング手法です。

ビジネスは新規顧客を獲得するよりも、一度でも商品・サービスを利用したことのある顧客の方が消費行動を起こしやすい(=2回目以降も買ってくれる)、という考え方から、顧客の満足度を上げる活動CRMと呼ばれる手法です。

例:一度、買い物をしてくれた顧客の誕生日に、メッセージカードを送るといった企業の取組みをCRMといいます。

関連用語

アップセル
顧客の単価を向上させるための営業手法の一つで、現在ある商品を検討している顧客や以前商品を購入した顧客に対しより高額な上位モデルに乗り換えてもらうこと。
例:アマゾンの無料会員から、アマゾンプライムの有料会員になってもらうこと

クロスセル
商品の購入を検討している顧客に対し、別の商品もセットで購入してもらうためのセールス手法。
例:アマゾンで「コーヒーマシン」を買った人に、セットで「コーヒー豆」や「マグカップ」など、関連する商品を同時販売すること

2:SFA

SFA(Sales Force Automation:営業支援システム)

営業担当者が、顧客の情報管理をWEB上でおこなうためのツールです。
営業活動の効率化のために利用されます。

かつての営業とは、顧客管理は営業マン個々人に閉じておこなわれていたため、情報の引き継ぎや
過去に顧客とどういったコミュニケーションをとっていたか等、情報がブラックボックス化されていた。

SFAで出来ることの例

  • 見込み客情報の管理
  • 案件の管理
  • 営業チームの管理
  • タスク管理
  • 営業日報

など…

3:API

API(Application Programming Interface)

APIとは、ソフトウェアの一部を外部に向けて公開することにより、第三者が開発したソフトウェアと機能を共有できるものです。
データの二次利用が可能になることで、開発コストが大幅に下がり、効率的にサービス開発が可能になります。

APIの具体例 ~食べログアプリの地図~

食べログAPI事例

「食べログ」アプリの地図でも、APIが利用されています◎
この事例での第三者は、Googleです。
食べログアプリの開発者は、Googleが開発する
Google MapのAPI を利用します。

 

「食べログ」というサービスは、レストランの店舗やグルメの情報を提供していますが、
店舗の位置情報をユーザーに伝えるために、地図の情報まで自社で開発することになると、膨大な情報取得と開発工数が掛かってしまいます。

そこで、すでに公開されているGoogle MapのAPIを利用することで、Google Mapが所有する地図情報に店舗の情報を付加することができます。

4:ASP

ASP(Application Service Provider)

ASPは、インターネットを介したサービスやその提供業者のことです。

ASPの具体例 ~Googleフォーム~

GppgleフォームASP

Googleフォームは、ASPの代表サービスです。
“フォーム”は、ゼロからプログラミングをして制作するには、かなりコストが嵩みます。
(ホームページを1枚ぺらっと作るのとは、訳が違います…!)
そのため多くの場合、フォームの利用には、外部が提供するASPを有償(または無償)で利用します。

その他にも、Google AdSenseは、ブログやYouTube等に広告を提供するASPとして有名です。

5:PPM

PPM(Product Portfolio Management / プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント

自社と取り巻く経営環境を、成長率と市場シェアで4つに分類して分析をします。
自社が取るべき製品戦略(資源を投下すべきか、撤退すべきか)を判断するために利用するポートフォリオです。
自社と競合企業の立ち位置を把握することに役立てます。

PPM

花形…成長率も、市場シェアも高い。
    競合参入余地がほぼないため、花形であり、もっとも期待が寄せられる事業状態。

金のなる木…成長率は低いが、市場シェアが高い。
       成長規模は大きくないが、業界をリードする事業状態。

問題児…成長率は高いが、市場シェアは低い。
     成長率が高いことから将来性に期待できる部分は大きいですが、
     市場シェアを伸ばすことができるかは競合状態をみながら判断が必要となる。
     ある意味「目が離せない」事業状態。

負け犬…成長率も、市場シェアも低い。
     将来性に期待することも難しく、競合他社と戦うことも難しい。
     市場から撤退が予想されてしまう事業。

▼PPMで評価される項目の成長率占有率(市場シェア)の意味もしっかりと理解しましょう!

企業の成長率とは 市場占有率とは
成長率は、どのくらいのペースで売上や利益を伸ばしているのか?を表します。
この場合、A社は昨年よりも売上が90%減っており、昨年よりも売上が減っているため成長率は低い。
一方D社は、昨年よりも125%に売上が増えているため、成長率は高いです。
占有率(シェア)とは、市場において、その企業がどの程度の売上を占めているかを表します。
この場合、A社の市場シェアは最も高い状態で、ほぼ一人勝ち状態。
一方D社は、市場規模は最も小さく、競合A・B・C社の勢力に負けています。

6:アローダイアグラム

アローダイアグラムとは、開発など作業計画を立てる時に手順を可視化した図のことです。

ITパスポートの試験では、「アローダイアグラムの役割」に関する問いか、「作業時間はどのくらい掛かるか」のいずれかが出題されます。

アローダイアグラムアローダイアグラムでは、結合点同士を作業名(作業内容)とそれに掛かる日数を明記することで、作業の全体観を把握することができます。

ノード / ダミー作業

アメリカ海軍がミサイルの開発計画をおこなう際に採用された手法らしいですよ!



7:バックアップ

バックアップ(Buckup)の種類には、主に3種類あります。
試験では違いを問われることが多いので、フルバックアップを起点に違いを理解しましょう◎

バックアップの種類

フルバックアップ

定期的に、すべてのデータをログとして残す(バックアップ)こと。毎回、全量取得する。

(例)
4日め時点のデータが誤っていた場合、3日目時点にフルバックアップしたデータを丸ごと取得することでやり直すのが早い。

ただし、管理するデータ量が膨大になる(日数x全量)ため、経過日数が増えるほど管理コストが掛かる

差分バックアップ

一度フルバックアップをおこなったのち、そこからの追加・変更の差分をバックアップする。

(例)
最初におこなったフルバックアップを起点に、日々の差分を貯めていきます。
フルバックアップよりも管理コストはかかりませんが、
切り戻すときはフルバックアップを起点に差分を変更するひと手間が掛かる。

増分バックアップ

前回のバックアップから、新たに追加・変更された差分のみをバックアップすること。

(例)
日々の差分のみ取得するため、1回あたりのバックアップ量を少なくできますが、切り戻すときは、データをつなぎ合わせる作業が発生するため有事のときにやや手間が掛かる。

8:CAD / CAM

立体造形を設計・製造するときに利用されるソフトウェア(ツール)です。3Dプリンターで制作物を作るときにも使われます。
CAD / CAM はセットで使われることが多いため、一緒に覚えておきましょう◎

CAD(Computer Aided Design)
 製品の設計図を描くための製図ツールのことを指します。(設計図をつくる)

CADのイメージ…

CAD1

CAD2

CAM(Computer Aided Manufacturing)
 CADで制作した図面をもとに、工作機械のプログラムを作成するシステムのこと。(製品をつくる)

CAMのイメージ…

CAM2

CAM1

9:WPA2

WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)

無線LAN上で通信を暗号化して保護するための技術規格です。
WPA2は、PCからアクセスポイント(無線LAN / ルーター)までの通信を暗号化します。

WEP(Wired Equivalent Privacy)

同様に無線LANのセキュリティ技術名です。セキュリティ技術初期に登場したものです。
暗号化しても容易に解読できてしまう脆弱性がみつかったことから、WEP、WPA、WPA2と強化されています。

10:情報セキュリティポリシー

情報セキュリティポリシ

情報セキュリティポリシーとは、企業の経営者が責任者となり、企業が取り組む情報セキュリティの方針(セキュリティ対策)を社内外に宣言する文書です。

経営者レイヤーが定める基本方針を上流に情報セキュリティでの目標を定め
それを元に具体策として何に取り組むのか、対策基準を定めます。
最終的には決めたことを実行できることが重要となるため、実施手順を現場の運用者に向けて手順書までに落とし込みます。 



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