目次
はじめての人にもわかる基本情報技術者試験、
データベース分野の「SQL」基本編その1です!
SQLとは、データベースから必要な情報を抽出するための言語です。
たとえばECサイトで会員管理をするときや、
会社の社員を従業員番号で管理するときは、
こんな表がイメージできるとおもいます。
SQLでは、こういった表のことをテーブルと表現し、
データが入っていく枠、この項目のことをカラムといって
カラムに対して入ってくるデータの”行”のことをレコードと呼びます。
また、このテーブルのように、ひとつひとつのレコードがユニークになるように振られた項目をキー(key)といいます。
このキーによって、例えば同姓同名のひとがいても、会員No.がキーとなって個人を識別することができます。
ECサイトでお客さんを管理する会員テーブルを例に、実際のSQLを書いてみましょう!
このテーブル全体を抽出したいときは下記のようになります。
select * from 会員テーブル
これがすべてのSQL構文の”基本骨格”となります。
会員No.、性別、登録日のカラムだけを抽出したいときには下記のようになります。
select
会員No.
,性別
,登録日
from 会員テーブル
このテーブルに、どこから流入した人が登録したのか?を記録しておくため、登録経路というカラムもあったとします。
登録経路に出てくる種類を全種類、1つずつ重複なく抽出するときは下記のように記載することで、登録経路の内容を重複なく、中身を一つずつ、結果として出してくれます。
select distinct(登録経路) from 会員テーブル
この会員テーブルに利用回数というカラムもあったとします。
この全会員の利用回数合計を知りたいときには下記のようになります。
いまこのテーブルでの利用回数は、「3+5+…」の和が合計値なり、実行結果は 14 となります。
select sum(利用回数) from 会員テーブル
ちなみに、このsumと間違えやすいものは、countです。
countは、レコードの数を数えたいときに使われます。
例えば、この会員が何人いるのか知りたいときには下記のようになります。
select count(会員No.) from 会員テーブル
今回、この会員テーブルは、見えている範囲ではカウントは該当するレコード数の結果を返してくれるので
この「利用回数」の箇所をカウントしても、実行結果は 5 と返ってきます。
カウントとサムの混同には、気をつけましょう◎
sum: 合計値を求める
count: レコード数をカウント
このテーブルから女性だけを抽出したいとします。
その場合は where を使って、カラム = 指定項目 を記述します。
select * from 会員テーブル where 性別= ’女’
また、女の人以外を抽出しているときには、このようにして記載します。
同義として、性別!=’女’ と書く場合もありますが、標準はこちらです。
select * from 会員テーブル where 性別<>’女’
もちろん、このテーブルで同じ実行結果を返してあげるなら、性別=男でも出来ますが、
「以外」という意味もしっかりと覚えておきましょう。
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