目次
システムが安定して稼働できるよう設備 (facility) を 管理(management)することです。
システムが稼働する時、情報(データ)はサーバーで管理されます。
人為的脅威・技術的脅威から守れても、サーバー自体が災害や故障、経年劣化など
物理的脅威にさらされると、システムは使えません。
ちょっとしたバグを修正するのとは訳が違いますね🤙
システムの稼働以前に、企業活動を継続するための経営管理の考え方です。
発生するか分からない、システム障害や災害など、
想定可能なリスクが、万が一 発生することを考え、対策を立てる”プラン”のことです。
コンティンジェンシープランの事例です。
日々システムを稼働させる中で、準備できることは事前に徹底する計画をつくります。
(例)万が一、停電が起きること想定して、
自家発電装置や、停電時も利用可能な電源装置 (UPS)を用意したり
(例)システムが経年劣化しても耐えられるように
システムを二重稼働する、バックアップを取っておく
また、コンティンジェンシープランと関連する用語に、BCM / BCP を覚えましょう。
・BCM(Business Continuity Management / 事業継続管理)
企業活動を継続するための経営管理の手法
・BCP(Business Continuity Plan / 事業継続計画)
経営を継続させるための経営計画を立てること
単語の構成がほぼ同じであるため、主な言葉の使い分けはありません。
災害やシステム障害など、有事にもシステム稼働を継続するための手法として
「2系統のシステム稼働」の工夫もみていきましょう💡
デュプレックス システム
メインで動作するコンピューターと、故障に備えて待機するコンピューターで構成されるシステムです。
予備のコンピューターを用意することで、災害や故障などが発生しても、システムを切り替えて稼働が継続されます。
1つのコンピューターだけで稼働するシステムは、シンプレックスシステムと言います。
デュアルシステム
2つのコンピューターが同時に処理をおこない、結果を照合して正しさを確認するシステムのことです。
デュアルとは、2系統のという意味です。
2つのコンピューターは精度を担保するために 同じ処理をおこないます。
例えば、
一方のコンピューターが故障して誤った結果を出しても
もう一方が正しい結果を出していれば
結果が一致しないため、異常を検知できます。
結果の正しさを担保するための2台構成であり、処理能力が2倍になるわけではない
ということを知っておきましょう!
バックアップとは、通常使用している記憶装置とは別で、データの予備をとっておくことです。
企業が保有する大切なデータを管理する手法です。
故障に備えた予備データを保存するこの方法は、試験に向けて3つの方法を覚えましょう!
最もシンプルなバックアップの方法で、常にデータの全量を取得します。
すべてのバックアップは、1週間経っても、1ヶ月経っても、
そのときの状態が再現できるよう保持されることが多いため、
フルバックアップをおこなうとデータ容量を大量に消費してしまうことが難点です⚡️
一度フルバックアップをおこなったのち、そこからの追加・変更 の差分をバックアップすることです。
最初のフルバックアップを起点に、日々の差分を溜めていくため
フルバックアップよりも管理コストが掛からないことが特徴です👀
前回のバックアップから、新たに追加・変更された増分のみをバックアップすることです。
1日ごとのバックアップ量は、3つのバックアップ方法の中で一番抑えられます。
しかし、データを復元する時に、つなぎ合わせ作業が必要となるため、
管理コストは低いものの、データの復元にやや手間が掛かります⚡️
今日も最後までブログを見てくださり、ありがとうございました!
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