目次
今日は、LANとWANの違いについて、身近な例からお話します◎
まずは教科書通りの説明からみていきましょう。
どちらも、情報通信をおこなうためのネットワークを指していますが、
せまいや広いだけでは、役割のイメージが付きにくいため、
具体例を見ながら、理解を深めていきましょう✊
例えば、パソコンとプリンターは、WANではなくLANで繋がっています。
最近ではプリンターとPCが、ケーブルでは接続されず、無線接続されるものが多いです。
これを無線LANと呼びます。
他にも、会社のオフィスや、学校、1フロアなどで無線通信をおこなうときも、無線LANが利用されます。
無線LANの電波は、壁や天井など、障害物があると通信を阻害⚡️してしまうことから、
電波が安定しない場合には、このような有線LANケーブルを利用してインターネットに接続するケースもあります。
LANを接続するには、無線接続させるものと、有線接続させるものがあり、
どちらも機器同士は、個人でも自由に接続・解除が可能であることも知っておきましょう!
一方で、WANはこの規模よりも更に広範囲な通信に利用されます。
WANは広域にわたる通信をおこなうため、基本的に個人でネットワークを引くことができず、
通信会社にお金を払ってのネットワークを利用することになります。
もう少し詳しく、WANの具体例を挙げてみます。
みなさんが使っているスマホは、WANによってネットワークに繋がれています。
従来から利用されているLTE(4G)や、LTEより更に高速・大容量、低遅延といわれる新しい回線「5G」もWANの種類の1つで、これらは無線WANと分類されます。
他にも、みなさんが自宅のパソコンからインターネットを使うとき、
おそらく自宅に置いてあるルーターにLANで接続してから、ルーターより先はWANによってネットワークに接続されています。
ちなみにWANを引くためには、電気通信事業者という総務省管轄の資格が必要となり、LANのように自前で接続設定をすることはできません。
そのためWANの接続は、回線事業者やプロバイダとの契約が必要となるものでもあります。
例えば、スマートフォンの場合、ソフトバンク や docomo , au といった企業が回線事業者に分類され、
これらを総称して MNO (Mobile Network Operator):移動体通信事業者
といいます。
そして、CMでみるような楽天モバイルやY! モバイルなど格安スマホや格安SIMの場合、
これらMNOのWANを含む通信インフラを借りてサービスを提供する
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)仮想移動体通信事業者
に分類されるものになります。
MVNOは3大キャリアから回線を借りる際、一度に使えるデータの量を決めており、全体の通信量が制限されます。
そのため、MVNOは
ネットワークが混み合う時間帯は通信速度が遅くなるケースと引き換えに、人件費など諸経費を押さえて通信料を安くすることができます。
MNOとMVNOの通信提供者は、通信事業社として役割が異なるものになるため違いをしっかり押さえておきましょう◎
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