標準化とは、製品などが一定の規格や基準に従い、市場に提供されることです。
例えば、トイレットペーパーの芯の太さやロールの幅は標準化されています。
そのおかげで、どのメーカーのトイレットペーパーでも、どの自宅や職場にも、ホルダーにピッタリとトイレットペーパーが収まります。
また、電気のプラグとソケットも国や地域によって標準化されています。
これにより、その地域で購入した電気製品は

ユーザーが規格を気にすることなく、購入して、利用できますね!
このように標準化規格があると、利用者は便利になる、というだけではなく、企業同士の商品に互換性が担保されることで、市場全体が活性化しやすくなります。
製品に関連する企業が集まってフォーラムを結成し、フォーラム内で合意して作成された標準のことをフォーラム標準といいます。
例えば、フォーラム標準で合意されている標準規格には、次のようなものがそれぞれの団体で合意されています。

現代は、技術が複雑化し、開発速度も速まっていることから、1つの製品を1社だけで確立させることは非常に困難です。
そして、もしも技術がきあがっても、市場に拡大するのかも論点となります。
こうした背景から、複数の企業でフォーラムをつくり、社会に対して技術を標準化させていく、というのが、フォーラム標準の目的です。
そして、このフォーラムを標準は、複数の企業が自発的に組織をつくり、その規格に従うように関係者に推奨するものです。
法律で定められた規格基準ではなく、自発的であるという点がポイントです。
そこで、法的に認められた公式団体が管理する標準規格についても見てみましょう。
こうした標準規格をデジュールスタンダードといいます。
de jure とは、ラテン語で「法律による」「法的に」を意味します。直訳すると、法的に公式の標準化団体によって設定された標準、となります。
日本では、JISが国家によるデジュールスタンダード、
ISOは、国際標準化団体によるデジュールスタンダードとなります。
また、有名なデジュールスタンダードによる製品はJANコード、QRコード、PDFなどが挙がります。

これらのうち、1次元バーコードであるJANコードと、二次元バーコードにQRコードの特徴としてよく出題される項目です。
この、QRコードは、日本のデンソーウェーブによって開発されたことも有名です◎
さらに、デジュールスタンダードと対照の規格としてデファクトスタンダードについても知っておきましょう。
デファクトスタンダードとは「事実上の標準」を意味し、製品が市場で広く使われた結果、事実上の標準として受け入れられたもののことです。
Windows OS や、Google検索、QWERTYキーボードは、代表的なデファクトスタンダードの例ですが、
これらは公的な団体で認められたわけではなく、多くのユーザーからの需要を得て、自由競争を勝ち抜いて市場に普及した結果、標準的な地位を確立している点が特徴となります。

そして、試験にむけて覚えておきたい標準化規格の団体と特徴です。
これらはすべて、特定の技術領域や産業分野において、公式に認められた標準化団体となります。
| 名称 | 説明 | 代表例 |
|---|---|---|
| JIS (Japanese Industrial Standards:日本産業規格) |
日本の産業製品の規格や測定法などが定められた日本の国家規格。 | トイレットペーパーの芯とロールサイズ(JIS P 4501)、ITガバナンス(JIS Q 38500)など |
| ISO (International Organization for Standardization:国際標準化機構) |
世界共通の標準規格を定める組織。ITパスポートにも出題される重要な規格も制定されている。 | 非常口のマークや、情報セキュリティ関連事項(p.417)など |
| IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子学会) |
電気、電子工学、コンピュータの分野における米国の学術研究団体。 | 無線LAN(Wi-Fi)の規格、イーサネットのLAN(有線)の規格など |
| W3C (World Wide Web Consortium) |
Web技術の標準化を行う、国際的な非営利団体。 | Webの基盤技術であるHTML、CSS、XMLなどを勧告 |
| IEC (International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議) |
電気・電子技術の国際標準を定める組織。ISOとは異なる分野を扱うが、情報技術分野では共同で標準化を行っている。 | 情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/IEC 27000) |
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