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企業のビジネスモデル と 企業同士の協業関係 が分かったところで、この回は企業の中身(組織)に触れていきます!
企業は、組織を動かすことで利益を上げていきます。そのためには、企業の組織構成も知っておきたい分野ですね。
職能別組織とは、業務単位(職能ごと)で部署を分けて構成される組織のことです。
企業に必要な業務(例えば、人事や経理、営業、企画、総務など)を機能と捉え、機能ごとの専門性を高めながら、事業を成長させることができます。
(具体例)知る人も多い、じゃらんやゼクシィ、SUUMOなどは、リクルートという企業が経営しており、複数事業の運営をしているので、事業部制組織の構成をとっています。
一方で、1事業の企業では、マーケ部ならマーケ、営業部なら営業、商品開発、総務…など、部署単位の職能別組織の構成をとっているケースが多いです。
「事業」という言葉がピンとこないときは、会社の経営パターン<事業>を復習してみましょう!
CEO(Chief Executive Officer:最高経営責任者)は、企業の経営方針や事業計画など、長期的な経営責任を負う役割の人を示します。
簡単な言葉で説明すると「社長」という認識で大きな間違いはありませんが、「社長」という言葉自体は役職を明確に定義していません。
日本の株式市場における経営トップは代表取締役と表記されます。
故スティーブ・ジョブズ氏は、米Apple社の創業者でありCEOでした。
孫正義氏は、ソフトバンクの代表取締役会長兼社長という表記です。
バリューチェーン分析とは、企業活動の組織を主活動と支援活動に分け、どの工程で付加価値(バリュー)を出しているかを可視化・分析するためのフレームワークです。
※バリュー(value:付加価値) / チェーン(chain:価値連鎖)
図中の各組織名を丸暗記する必要はありません◎ どんな役割が主活動と支援活動に分けられ、利益を生み出す構造となるかしっかりと押さえておきましょう!
PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)とは、事業を取り巻く経営環境を、成長率と市場シェアで4つに分類して分析します。
自社がとるべき事業戦略(資金を投下すべきか・撤退すべきか等)を判断するために利用するポートフォリオです。自社と競合企業の立ち位置を把握すること等に役立てます。
🌸花形:
成長率も市場シェアも高い状態です。競合他社の参入余地がほぼないため、「花形」と呼ばれ、最も期待が寄せられる事業状態です。
🎄金のなる木:
成長率は低いものの、市場シェアが高い状態です。成長見込みは大きくありませんが、業界をリードしている事業状態です。
🤷♂️問題児:
成長率は高いものの、市場シェアは低い状態です。成長率が高いことから将来性に期待できるが、競合他社も多く存在するため、ある意味「目が離せない」事業状態です。
🐶負け犬:
成長率も市場シェアも低い状態です。将来性に期待することも難しく、 競合他社と戦うことも難しいため、市場からの撤退が予想される事業状態となります。
PPMで評価される項目である成長率と占有率(市場シェア)の意味を理解すると、内容を頭に入れやすいです!
▼PPMで評価される項目の成長率と占有率(市場シェア)の意味もしっかりと理解しましょう!
成長率は、どのくらいのペースで売上や利益を伸ばしているのか?を表します。 この場合、A社は昨年よりも売上が90%減っており、昨年よりも売上が減っているため成長率は低い。 一方D社は、昨年よりも125%に売上が増えているため、成長率は高いです。 |
占有率(シェア)とは、市場において、その企業がどの程度の売上を占めているかを表します。 下記の図の場合、A社の市場シェアは最も高い状態で、ほぼ一人勝ち状態です。 一方でD社は、まだまだ市場規模は小さく、競合A・B・C社の勢力に負けてしまっている状態です。 |
競合他社を含めたビジネス環境全体のことを市場といいます。 また、市場が未開拓でビジネスの余白が広いことをブルーオーシャン、反対に市場が飽和状態で新しい参入の余地がない状態をレッドオーシャンと表現しますね!
HRMとは、人材を経営資源の1つと考え、人的資源を有効活用することです。
経営資源であるヒト・モノ・カネ・情報のうち、「ヒト」に該当する部分で、人材は訓練や教育で価値が高められると考えられています。
企業の人材教育(トレーニング)は、2つの手法に大別されます。
人材教育では、 OJT と Off-JT を学びましょう。
🙋♂️OJT (On the Job Training)
現場で働きながら、業務を通してトレーニ ングを受けます。多くの場合、先輩社員のサポートを受けながら働きます。
👨🏫Off-JT (Off the Job Training)
業務から離れ、研修を通してトレーニン グを受けます。多くの場合、セミナーなどによる体系的な研修です。
OJTの「On」とは、「業務上でトレーニングをする」という意味にな ります。
一度、言葉を日本語に直すことで、試験中も的確に答えを導い ていきましょう💯
個人や組織のもっているノウハウや経験・知的資産を共有し合い、組織全体の生産性につなげることをナレッジ・マネジメントといいます。
eラーニングとは、パソコンやスマートフォンによるオンライン学習のことです。対面での授業やテストが不要なため、時間や場所を選ばず、広く学習の機会をつくることができます。
eラーニングの特徴は、
・オンラインで動画授業を受けられる
・オンラインで教材を確認できる
・オンラインで問題を解く
・答え合わせができる
など、これらいずれかが可能な専門のシステム全体を指すことが多いです。
*YouTube「ITすきま教室」もオンラインで学習できますが、YouTubeチャンネルをeラーニングと呼ぶケースは非常に少ないです…!
企業は、たくさんの人が集まって組織になり、組織の成長とともに大きなことが実現できるようになります。
あの「ユニクロ」をつくったファーストリテイリングの柳井正氏も、はじめはお父さんの会社を引き継ぎ、 当時の「メンズショップ小郡商事」の社長に就任して、スタート当時は 社員6人から事業を始めたそうです。
成功する企業は、限られた資源(ヒ ト・モノ・カネ・情報)を上手に利用し、すくすくと育ちます🌱
今日も最後までブログを見てくださり、ありがとうございました!
次のITすきま教室でお会いしましょう👋
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