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今回は、最近のIPA試験でも注目度の高い分野で、私が勝手に名付けているお金テクノロジーをご紹介します!
金融を表す Finance と 技術の Technology を組み合わせた造語で、フィンテックです!
金融サービスと情報技術を結び付けた、まさにこの動画のタイトルお金にまつわるテクノロジーを総称する言葉です。
身近な例では、モバイル決済や暗号資産などの仮想通貨、資産配分から発注・売買まで、資産運用を自動で行ってくれロボアドバイザーなどがあります。
※ちなみに初心者の方は、資産運用へのロボアドバイザーの利用は、やらないよりはいいですが、個人的にはオススメしていません👆笑
インターネット上でやり取りできる財産的価値をもつ電子的データです。
代表的な暗号資産にはビットコインやイーサリウムなどがあります。
一部の暗号資産は、ネットワーク上で電子的な決済手段としても利用できます👍
暗号資産については、2019 年5月に金融商品取引法の改正法が成立しています。
暗号資産の利用者を保護する目的で、暗号資産が金融商品(株式や国債など投資商品)として取引できる ようになりました。
関連するキーワードとして、ブロックチェーンについても学習しましょう。
暗号資産の基盤技術です。
ブロックと呼ばれるいくつかの取引データをまとめた単位を暗号技術を用いて鎖のようにつなぐことで台帳をつくり
ピア・ツー・ピアネットワークで管理する技術です。
データが鎖のようにつながれているため、データを改ざんすることはほぼ不可能です🚫
ピアツーピアについては、こちらの動画で紹介しています◎
ブロックチェーンといわれたら、分散型台帳技術が利用されていることもキーワードとして押さえておきましょう📖
ここからは暗号資産からは少し離れて、リアルなお金を扱う技術
アカウント・アグリゲーションについて、知っておきましょう!
複数の金融機関の口座情報を1つに集約し、閲覧できるようにすることです。
みなさんも銀行口座やクレジットカード、電子マネー、ポイントカードなどを複数保有しているケースが多いのではないでしょうか?
これらを Web 上で利用するとき、各金融機関・企業のマイページにアクセスすることで、個別の利用明細を確認します。
でも、いくつもの Web サイトにそれぞれログインし、口座残高や明細情報を確認するのはとても大変な作業です⚡️
そこでアカウント・アグリゲーションの技術を利用することで自分の保有する資産を管理しやすくなります。
この技術の利用は、利用者の同意により各金融機関・ 企業の ID・パスワードを借りて定期的に各金融サービスの Web サイトにログインし、明細情報などの閲覧専用データを取得します。
その場合、APIが使われることが多いです。
API とは、ソフトウェアの一部を外部に向けて公開することにより、第三者が 開発したソフトウェアと共有できる機能です。概念的な説明だけでは分かりづらいですが、食べログの地図アプリはGoogle マップの API を利用してつくられています。食べログという Web サービ スは、レストランやグルメ情報を提供していますが、店舗の位置情報をユーザに伝 えるため、地図情報まで自社で開発するには、膨大な情報取得と開発工数がかかっ てしまいます。
そこで、すでに公開されている Google マップの API を利用するこ とで、Google マップに店舗位置情報を付加するだけで、情報を提供できます。
データの二次利用が容易になることで、開発コストが大幅に下がり、効率的なサー ビス開発が可能になります。
家計簿アプリを提供するマネーフォワードでも、この技術が利用されているようです!
金融サービスの個人認証技術で利用されることが多いeKYCについても見ていきましょう!
eKYCとは、免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の画像を元に本人確認をオンラインでおこなえる仕組みのことです。
electronic Know Your Customer の略で電子的に顧客を認証することと直訳できます。
KYCという言葉自体は、もともと銀行や証券口座などの開設時に求められる本人確認を表す言葉です。
スマートフォンのカメラ機能を活用することが多く、本人確認書類の撮影位置をランダムに指定し、事前撮影した画像でないことを確認します。
さらに厚みを確認し、本人画像とあわせて確認することで、本人確認書類と本人が合っているか照合していく仕組みです。
最後に、お金テクノロジーにまつわる技術対策も、知っておきましょう。
みなさんは、マネーロンダリングという言葉を知っていますか👀
マネーロンダリングとは、脱税や詐欺、麻薬取引などの犯罪行為によって得たお金の出どころを分かりにくくする行為を指します。
マネーロンダリングは、警察による差押えや摘発を逃れるために、合法的に得た金銭に見せかける行為です。
当然法律で禁止されています❌
ここまでに紹介した お金テクノロジー = フィンテック は、IT技術の発展の複雑性を悪用するケースも出ているため、マネーロンダリングへの対策が必要になります。
AML・ CFTソリューションとは、マネーロンダリング や テロ資金供与対策のことです。
日本国内の金融機関に対して、今後想定されるマネーロンダリング への規制強化に向けたソリューションです。
この技術では
・疑わしい取引を検知するモニタリング機能や、
・顧客リストと反社会勢力との照合をおこなうフィルタリング機能
などによって対策をおこないます。
今日も最後までブログを見てくださり、ありがとうございました!
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